1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/17(火) 16:31:25.76 ID:XVjqHPVCO
京美人の小早川紗枝ちゃんのSSです。 
ごめんなさい!!思いつきで書いたので、言葉がメチャクチャです。脳内変換してください! 
京ことば、ホント、難しいです・・・・

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1508225485
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/17(火) 16:32:37.58 ID:XVjqHPVCO
未央「やったー!ドラマ出演けってーーーい!!」 

紗枝「おめでとさんどす~~。」 

未央「紗枝はん、ありがと~。これで未央も女優の仲間入りかな~。」 

P「その前に、しっかり演技のレッスン入れておくぞ。」 

P「撮影は3か月後かららしいからな。」 

未央「まかせなさ~~い!」 


・・・・・・・・・・1か月後・・・・・・・ 
P「え?そんな、なぜですか?え?ちょっと!!」 

P「・・・・クソ!!」 

紗枝「Pはん、どないしはりましたのん?」 

P「・・・未央が降板させられた。」 

紗枝「え?なぜ??」 

P「わからん。大人の事情ってやつらしい。」 

P「今月になって、キャンセル含め3件目だ。一体どうなってるんだ・・・・」 

未央「そん・・・な・・・・・」 

P「未央。申し訳ない。俺の力不足だ。」 

未央「ううん。仕方ないんだよね・・・。うん。きっと、先方にも事情があるんだよ。」 

未央「私、今日はもう帰るね・・・。」 

紗枝「未央はん・・・あんな気張ってはったのに・・・」 

P「紗枝、頼む。未央についていてやってくれ。」 

紗枝 コクン 

4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/17(火) 16:35:38.83 ID:XVjqHPVCO
・・・・・・・・数日後、マキノの部屋・・・・・・ 

紗枝「マキノはん、いらっしゃいます?」 

マキノ「あら、いらっしゃい。」 

マキノ「めずらしい来客ね。」 

紗枝「実はマキノはんにお願いしたいことがありまして。」 

マキノ「あら、何かしら。」 

紗枝「この数か月で、降板やキャンセルが出た撮影について。」 

紗枝「それと、その後に収まったタレントはんの事務所について、知りたいんどす。」 

紗枝「わて、どうもこういうことは苦手さかい。」 

紗枝「他の人に頼むと、変に心配されたり、広まったりしまいますやろ。」 

紗枝「その点、マキノはんなら、安心さかい。」 

マキノ「ふ~ん。まぁ、いいわよ。」 

マキノ「それくらいだったらすぐに済むわ。珈琲でも飲んで待ってて。」 

紗枝「お手数おかけします~。」 


・・・・・30分後・・・・・ 
マキノ「できたわ。」 

紗枝「おお~。流石マキノはんどす。早いどすなあ~。」 

マキノ「ありがとう。で、こっちが降板・キャンセルの資料。」 

マキノ「こっちがその後に入ったタレントについて。」 

マキノ「かなりの高確率で『闇プロ』のタレントが入ってるわね。」 

紗枝「闇プロ?」 

マキノ「最近出てきた事務所みたいね。相当な勢いで勢力をのばしているみたい。」 

マキノ「これは、色々怪しいわね・・・。」 

紗枝(あ、未央はんの後にも闇プロのタレントはん・・・・。) 

マキノ「ただ、これだけだと何の証拠にもならないわ。」 

マキノ「それに、この手の輩は、危うくなると尻尾切りで逃げるのがオチよ。」 

マキノ「やっかいなのが出てきたわね・・・」 
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/17(火) 16:37:08.38 ID:XVjqHPVCO
・・・・・・・さらに1か月後 闇プロ(以下Y)・・・・ 

Y社長「わははは!見ろ!この契約件数。どんどん増えていく。」 

Y社長「どんな手を使ってでも一度ねじ込めば、わが社のもの。」 

Y社長「何せバックが違うからなぁ。」 

Y社長「ワッハッハッハ~。」 

秘書「社長、面会を願い出ている者がおりますが。」 

Y社長「なんだと?どこの何者だ?」 

秘書「それが、小早川紗枝と申す、少女でございます。」 

Y社長「小早川紗枝・・・あの京美人の小娘か。いいだろう、通せ。」 

秘書「ですが、少々気になることが・・・」 

Y社長「いいから通せ!小娘一匹に何ができるっていうんだ!」 

秘書「かしこまりました。」 

紗枝「お初にお目にかかります。小早川紗枝でございます。」 

Y社長「おお!実物はまた、各段に可愛らしいのう。さ、座りたまえ。」 

紗枝「ありがとうございます。」 

Y社長「で、要件は何かな?」 

紗枝「実は、御社への移籍を考えておりまして。」 

紗枝「御社は創業以来、業績をどんどんと伸ばしていらっしゃいます。」 

紗枝「ここらで、移籍を考えておいた方が、先のためかと思いまして。」 

Y社長「それは良い考えだ!」 

紗枝「しかし、今すぐに動きますと、色々と厄介なことになるかと思います。」 

紗枝「しばし様子を見まして、ほとぼりが冷めましてから、事を進めとうございます。」 

Y社長「ん。良いだろう。お主もなかなか考えるのう。」 

紗枝「とんでもございません。では、いずれまた。」 

Y社長「ちょっと待った。私の連絡先を渡しておこう。これからは直接、連絡をくれ。」 

紗枝「おおきに。では、失礼いたします。」 

秘書「これは、大物が釣れましたね・・・」 

Y社長「いいぞ・・・いいぞ・・・。」 
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/17(火) 16:39:36.86 ID:AQw8cORaO
・・・・・・・・・・1週間後・・・・・・ 

Y社長の携帯「PPPPPPP」 

Y社長「おう、ワシだ。おぉ、紗枝ちゃんか。どうした。」 

紗枝「先日は、ほんま、おおきに。お礼にちょっと、うちと一緒に食事なんていかがどす?」 

Y社長「良いよ、良いよ。」 

紗枝「わぁ、うれしい。せやかて、うち、まだ未成年やから、お酒は飲めへんやろ。」 

紗枝「お酌はさせていただきますけど、うちはジュースで勘弁してくれやす。」 

Y社長「そんなこと、気にするこたぁ~ない。では、○○に△□時。」 

紗枝「はい。では。」 

紗枝「社長さん、ここどす~。ほんま、おおきに~。」 

Y社長「な~に。気にすることはない。では、行こうか。」 

紗枝「あ、タクシー!」 

紗枝「ここどす。」 

Y社長「ほお。なかなか立派なところじゃないか。こんなところ、良く知ってるな。」 

紗枝「お仕事で時々使わせていただいてますの。」 

紗枝「さあさ、中へどうぞ。」 

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/17(火) 16:40:40.27 ID:AQw8cORaO
Y社長「いやぁ、別嬪のお酌で飲めるなんて、幸せモンだわ~。」 

紗枝「いややわぁ。社長さん、お上手。」 

Y社長「いんや、こんな美人はそうそうおらん。」 

Y社長「ワシの所にきたら、どんどん仕事入れてやる。」 

紗枝「ねぇ、社長さん。社長さんはどうして、こんなに急に会社大きくできたん?」 

Y社長「なんだ?しょうもないことに興味持つな。」 

紗枝「そら、うちかて、芸能人の端くれやもん。興味持ちますさかい。」 

Y社長「簡単なことよ。要は根回しさ。」 

Y社長「大きな企業とコネを作り、裏社会ともコネを作り」 

Y社長「そうしたコネを使って、枠をもぎ取っていく。」 

Y社長「金と力があれば、不可能なことなど、何もないのだ!」 

Y社長「ワッハッハッハ~!」 

紗枝「やっぱり社長はん、凄いお人やわぁ。」 

紗枝「ね、うちの舞も、見てくれへんか?」 

Y社長「おぉ!舞ってくれるか。ありがたい!」 

紗枝「ほな、準備しますさかい、少々お待ちくださいまし。」 

紗枝(レコーダーOFF) 


Y社長「いやぁ、愉快愉快。おっとと。少々飲み過ぎたかも知れんな。」 

Y社長「では、また、何かあったら連絡くれ。では。」 

紗枝「ほんま、今晩はおおきに~。また、お会いしましょう。」 

8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/17(火) 16:41:18.35 ID:AQw8cORaO
紗枝「Prrrrrrrr」 

紗枝「あ、もしもし。紗枝どす。ご無沙汰してます~。」 

紗枝「会長はんにちょっと、お願いがありますのん。」 

紗枝「実は・・・・」 

9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/17(火) 16:42:09.80 ID:AQw8cORaO
・・・・・・・・・・・・・・1週間後・・・・・・・・ 

秘書「社長!○○会の会長様からお電話です。」 

Y社長「何!?はい。代わりました。え?そんな!?」 

会長『御社との関係は、今日を持って切らせていただく。』 

会長『こちらも、御社との関係が表沙汰になるとマズいのでな。』 

会長『悪く思わんでくれ。』ガチャ 

Y社長「なぜだ?どうなっているんだ??」 

秘書「大変です!窓の外に、警察が・・・」 

Y社長「なんだと!!!」 

秘書「捜査状が出たとか・・・。」 

Y社長「そんな・・・ばかな・・・・」ヘナヘナヘナ 

役員A「社長!!大変です!!親会社の株が急落しています!!」 

秘書「社長!お電話です。」 

Y社長「はい。代わりました。え?投資を打ち切る?そんな・・・」 

役員B「社長!大変です!!」 

役員C「社長!!・・・・」 

10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/17(火) 16:43:30.38 ID:AQw8cORaO
・・・・・・・・・・・2か月後・・・・・・ 

元Y社長「フフフ・・・すっかり、すべてが無くなってしまった・・・。」 

元Y社長「しかもしっかりお尋ね者だ・・・」 

元Y社長「いったい、どこで・・・・」 

紗枝「社長はん、大変どすなぁ。」 

元Y社長「紗枝ちゃんか。もう、社長じゃないよ・・・フフフ・・・」 

紗枝「栄枯盛衰とは、よういったもんどすなぁ。」 

元Y社長「こうして話しかけてくれるのも、今では紗枝ちゃんだけか・・・。」 

紗枝「社長はんには、ほんま、お世話になりました。」 

紗枝「色々と教えていただき、ほんま、助かりました。」 

紗枝「おかげ様で、友達の仇討ちもできましたんえ。」 

紗枝「ほんま、おおきに。」 

元Y社長「え・・・???」 

紗枝「いややわぁ。まだわからないのどすか?」 

紗枝 つ【ボイスレコーダー】 

VR『簡単なことよ。要は根回しさ。』 

VR『大きな企業とコネを作り、裏社会ともコネを作り』 

VR『そうしたコネを使って、枠をもぎ取っていく。』 

VR『金と力があれば、不可能なことなど、何もないのだ!』 

VR『ワッハッハッハ~!』 

元Y社長「紗枝・・・・きさま・・・・」 

紗枝「小娘一人にやられた心境は、いかがどす?」 

紗枝「京の女、ナメたらあかんで!!!」 

元Y社長、紗枝に殴りかかる。 

元Y社長「うおぉぉぉーーー!」 

小さな銃声。元Y社長、倒れる。 

紗枝、一瞥して立ち去る。 

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/17(火) 16:44:04.68 ID:AQw8cORaO
・・・・・・・・・事務所・・・・・・ 
紗枝「おはようさんどす~」 

未央「あ、紗枝はん、おはよ~~!!」 

未央「ね、見てみて!!」 

紗枝「どうしたんえ?」 

未央「またドラマの仕事が来たの~~!!」 

紗枝「おめでとさんどす~~!!」 

未央「今度こそ、絶対に!!」 

紗枝「気張りやす。って未央はんならきっと大丈夫や。」 

未央「ありがと~。」ダキツキ 

テレビ「ニュースです。本日未明、ビルの下で男性の死体が発見されました。」 

テレビ「遺体は損傷がひどく、所持していた免許証から、元Yプロの社長と判明しました。」 

テレビ「元Yプロは暴力団などとの黒い関係が先日表沙汰になり、倒産。」 

テレビ「男性はその責任等から自殺したものとみられています。」 

P「あれ?これ、色々と悪い噂が流れていたところじゃないか。」 

未央「へ~。悪いことはできないってことだね。」 

紗枝「ホントどすえ。人間、誠実なのが一番どす。」 

P「だな。さ~て、今日もがんばるぞ~!!」 

未央・紗枝「おぉーーーー!」 
   ―END― 
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/10/17(火) 16:44:51.34 ID:AQw8cORaO
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・・・・・・事務所、テレビ前・・・・・・ 

響子「紗枝ちゃん、かっこいいーーー!」 

紗枝「いややわぁ。まるでわて、やくざさんの姐さんみたいやない。」 

卯月(紗枝ちゃん、怒るといつも、あんなだよね??)ヒソヒソ 

美穂(うん。Pさん相手だと、もっと迫力あるよね?)ヒソヒソ 

紗枝「何どす?」 

卯月「う・・・ううん。なんでもない!ね?」 

美穂「う・・・うん(笑)」 

未央「いやぁ、ほれぼれしちゃうよね~。」 

P「現場で見てたけど、思わずゾクっとしたぞ。」 

P「こういう路線も、ありだよな~」 

紗枝「Pはん??」ジロリ 

P「さ・・・さて、仕事仕事~。」 

紗枝「もう!!」 


      終わり 



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